優秀な人というのは、取り掛かるのは早いけどせっかちではない。
大胆に見えて、恐ろしく慎重でもある。大胆になるべき所と慎重になるべき所の違いを心得ている。
せっかちな人は、雑だし怠惰だしナメている。
自分で考えろと言われても、「解りません。教えて」と言ってすぐに答えを欲しがるし、人生においてとても重要なことが、簡単に解ると思ってる。そして、すぐに解ったと思い込む。
その上、「私解ってるから!解ってるでしょ?あれ?解ってるよね?ね?」と確認しようとする。
確認が必要な時点で解っていないのだ。
本なんか読んでも解らないし、誰か立派な人に教えて貰っても解らない。
人は、自分の器の分しか理解できない。
私が「自分が天才だと知る」「それが実現可能だと知る」と言ったりする時の「知る」は、もちろん知識や情報として頭に入れるということではない。
良く言う「腑に落ちる」とか「肚落ちする」も甘い。
一点の曇りもなく、それ以外有り得ない、考えられない状態に還るということ。
「悟る」に近いかもしれません。
もしかしたら、腑に落ちるという言葉の意味は、本来はこっちなのかもしれないけど、一般にはエラく軽く使われてるなーと思う。
皆すぐ言う。「腑に落ちました」「ストンと落ちました」。
そんな浅い理解で納得してるからダメなんですよと。
それは、「アンタ解ってないでしょ?」って言われたくないがための逃避だし、そんな簡単に解ると思っている時点でやばい。
私は、「本当はなんでも一瞬で出来る」
と言ってるけれど、その境地に辿り着くまでは、恐ろしく遠い。
一瞬で出来るということと、簡単に出来るということは違う。

