昔、何かのセミナーで
「せっかく始めたことを、成果が出なくてやめてしまう人がいる。
そういう人は、暫くするとまた再開する。そしてまた成果が出なくてやめる。
やったりやめたりするから苦しくなる」
と仰っていた方がいました。
これは本当にそう。
たくさんの方のビジネスに関わって来ましたが、初めの成果が出るまで諦めず、軌道に乗まで気を抜かない人は、その後も成果を出し続ける確率がグッと上がります。
大半の人は、一念発起して始めたにも関わらず「心が折れた」と言ってやめる。
そして数ヶ月後にしれっと再開する。
で、また成果が出る前にやめる。
波に乗れば少しは肩の力を抜いたり、人に任せることも出来るようになるのに、その前にやめてしまうのです。
「辞める」じゃなくて「止(や)める」。
「辞める」のつもりで実際には「止める」になる。
「辞める」に至らないのは、真剣にやり切ってないからではないかと思います。やり切った人は、そのしんどさを味わい続けるなら、もう起業自体を辞めてしまった方が幸せだとか、自分には向いていないとか判断するので、きっぱり諦めることができるのです。
止めても再開してもしんどくなるんだから、まずは初めの成果が出て軌道に乗るまで淡々と続ければ良いのに。
強いメンタルなんて、実は要らないのです。
会社やバイトに行くテンションで続ければ良いだけなんだから。
「心が折れたから会社休みます」
「誰もちゃんと読んでくれないから企画書作るのやめます」
とか無いでしょ?
こういう類のしんどさって、大概は無駄な自意識から来ていたりします。
ノリノリじゃなくても、出来が悪くても良いから、やることやる!結局、その単純なことができる人が成果を出して幸せになって行くのです。